#526 Fender Musicmaster 19572014/02/19

フェンダーの初期型ミュージックマスターが入荷しました。
■フェンダー ミュージックマスター 1957年 used@★sold out★■
なんと言ってもこのルックス!ドリーミーです。
ゴールドのピックガードと「デザート・サンド」と呼ばれたベージュの塗装がいかにも50's。
良き時代の南カリフォルニアを彷彿させてくれます。
全体のコンディションは上々で、弾いて良し、コレクションにも良しといった感じです。
パーツは全てオリジナルです。
変更点はピックガード下のザグリの内側にシールド効果の為に銅箔が貼ってある事ぐらいです(剥がす事もできます)。
ピックアップは快調で。
これぞオリジナル・フェンダー・トーンといったサウンドが味わえます。
ブリッジカバーの下にはテレキャスターにも採用された3連タイプのブリッジがあります。
驚いた事にスティール製の駒は全く錆びていません。
その丸い形状はトゥワンギーな倍音にかなり貢献していると思われます。
アルミ製でゴールドのアノダイズド・ピックガードも中々綺麗です。
再生産のモノとは製法が異なるので質感が全く違います。
余談ですがJAZZMASTERやDUO-SONICの復刻アノダイズド・ピックガードはネジ穴の位置と数が違います。
カスタムショップ製モデルですら、それを採用しているのでなんとかして欲しいですね。
プリCBS期のストラトキャスターやテレキャスター、特に50年代のものは入手しづらい値段になってしまいました。
歴史的価値やプレミアが付き過ぎた感もありますが、新進メーカーが未だに追い越せない何かを持っているのも事実だと思います。
ミュージックマスターは当時のフェンダーの中では安いモデルでした。
しかし、このようなステューデント・モデルでもレオ・フェンダーはけして手を抜かなかったのがこのギターからよく解ります。
材も精度も上位機種と全く同等です。
上質なメイプル材を使ったワンピースのネックは56-57年頃に顕著だったVシェイプの3角ネックでグリップ感は最高です。
程よい肉厚さがショート・スケールだという事を忘れさせてくれます。
それ以降はネックの形状が薄くなり、更には細くなる個体が増えるので、外観は一緒でもこの年代のネックが付いたものは貴重です。
このネックだけでもファンにはたまらないでしょう!
ボディー材は年代から考えて、ストラトにも採用されたアルダーではないでしょうか?
最初期はアッシュ材も使われたそうですが、塗装を剥がしてみないと判りません。
いい感じに軽いです。
とにかく軽快でシンプルなギターです。
兄弟機種で2ピックアップのデュオソニックもありますが、むしろ1ピックアップで全然十分かも!という気にさせてくれる魅力的な1本です。
オリジナル・ケース付。

#440 Teisco WG-4L 1960年代中頃〜2013/09/12

夏、戻りましたね。
でも、少し湿度が低いのかな?真夏の31度とは少し違う暑さで過ごしやすいような気がします。
さて、今日もテスコのギター。
■Teisco WG-4L 1960年代中頃〜used@★sold out★■
なんともインパクトのある外観のテスコ製のWG-4Lが入荷しました。

スクエア・ポール・ピース・タイプのピックアップが4つも搭載されています。
大きなアルミ製ピック・ガードにネジ(1つだけノンオリジナル)で装着されているので、木部のザグリと相まって箱鳴り的なリヴァーブ感があります。
WGシリーズでピックアップがアルミ・ピックガードに付いているのは4PUのこのモデルだけです。
ボディー左側のスイッチは各PUのオン/オフ。その下にソロ/リズムの切り替えスイッチ。
ヴォリュームとトーン・コントロールのつまみが2つです。
4つのPUは場所によって違った個性ある音色を持っており、沢山の組み合わせができます。
フロント1発、真ん中2つ目と&リア、あるいは4つ全部などなど。
特にPU単体で聴いた時にわかる、トーンは深くて味わいがあります。
サンバーストの1番濃い部分は黒ではなく焦げ茶色です。
ヘッドは4:2ペグのタイプでTEISCOの丸バッジが付いています。
ローズウッド系と思われる指板に特徴的なポジションマーク。
ペグはGRECO製クルーソン・タイプの軽量なものに交換されています。
オリジナルより精度が良いのでチューニングの狂うストレスはありません。
ストリング・ポストの高さが低いのでナットまでのテンションが保たれています。
逆さに付けたりしてないので、それぞれの回転の向きも正しくなっています。
オリジナルと思われるナットは下に厚いプラ板が敷いてあり、高さを稼いでいます。
ゼロフレットはありません。
ウィークポイントはネックとボディーを留めるネジ(x2つ)が中で折れており、外すことが出来ないことです。
ネジを救出する方法もあるのですが、裏からボンドらしきものを流しこんで空き間無く圧着されてるようなので、そのままにしてあります。
これはもうデタッチャブル・ネックではなく、セット・ネックのギターと思って下さい。
演奏性+音質+強度に支障はありません。
ネックは真っすぐでトラスロッドも回ります。
ヴォリューム&トーン・コントロールの配線にシリコンゴムと思われるものが充填されています。
前オーナーがシールドや配線保護を狙ったようです。
他にも内部配線に充填して取り除いた後があります。
手で簡単に剥がすことができます。
ブリッジはフェンダーのジャガーなどに見られるローラー型で、弦高の上げ下げに加え、前後のオクターブ調整も出来ます。
ビブラート・アームとコイル・スプリングは欠品です。
元に戻したい場合はビグスビーなどのスプリングや他のギターのアームでも簡単に代用できそうです。
本当はテスコ製のアームを探し出して装着したいとこですが。。
※ケースはオリジナルではないソフトケースが付属いたします。

#439 Silvertone 1445L (1968~early1970s)2013/09/11


■Silvertone 1445L (1968~early1970s)used@59900yen■
本日はシルヴァートーンのご紹介です。
この、一見モズライトとジャガーを混ぜたようなデザイン。
実はアメリカに輸出されたMade in Japanのエレクトリック・ギターです。
カワイ楽器(旧テスコ系)が製造し、1968年にシルヴァートーンの1445モデルとして発売されました。
日本でもSEN-140というモデル名で売られたそうですが、同じ仕様のモデルはあまり見かけません。
シルヴァートーンは米国最大手通販メーカーのシアーズ,ローバック&カンパニー(1886年創業)のブランドです。
ラジオや楽器などをカタログ販売する際にシルヴァートーンの名前を使いました。
ギターではハーモニー、ナショナル、ケイ、ダンエレクトロなどが製造した楽器を扱っていましたが我が国のテスコとも契約し、後にカワイ楽器がテスコを買収した後もしばらくそれは続きました。
3ピックアップのうち、上2つだけ斜めに付いているのはルックス的にもマニア心をくすぐりますが、「高音弦はフロント寄りで太く、低音弦はリア寄りでエッジを効かせて」という音響デザイン的にも意味のある仕様だと思います。
実際のピックアップの音は想像以上に抜群で、トゥワンギー且つ太いというシングルPUの理想的なトーンです。
まずクリーン・トーンが素晴らしい。
サーフィンにはもってこいの極めて粒立ちが良いトーンです。
この手は歪ましても絶対にイイのですが、やっぱりそうでした。
ハウンドドッグ・テイラーのような音も出ます。
彼は同時期のカワイ製を使ってましたね。
ピックアップは同じ様なタイプのピックアップ?!ではないでしょうか。
コントロール部は、ピックアップのON/OFFスイッチが3つ、それぞれのVoノブ、トータル・トーン・ノブ(アルミ製)が1つという構成です。
ヴィブラート・ユニットの効きは抜群です。
ユニット本体のデザインもモダンで凝ったものになっております。
ブリッジはジャガー/ジャズマスター的なローラー・タイプ。
現在、0.10~0.46のレギュラー・ゲージ(ダダリオ)を張って調整してあります。
大変スリムなゼロ・フレットも付いたネックはハイ・ポジションまでスムーズなプレイを可能にしています。
現在、ネックの状態は真っすぐで、トラスロッドも効きとても弾き易いです。
ネックには数十ピースの縦板からなる集成材が使われています。
古い国産ギターによく見られる仕様ですが、経年してもこのギターのように真っすぐなネックが多いのです。
木材のクセを均一化し強度を上げる効果があるのかもしれません。
指板はエボニーで真珠貝のポジションマークがグリーンやピンクに光っています。
バインディングが更なる高級感を上げています。
ネック・エンドはピックアップに合わせて斜めにカットしてあります。
デラックスな仕様ですね。
ヘッドのデザインが秀逸です。
バインディングされた黒塗りの付き板には"Silvertone"のロゴが、金属を切り抜いた様な造りでわずかに厚みがあります。
これは当時の家電や車のエンブレムみたいでいいですね。
テンションバーは裏からナットで留めてあります。
オリジナルと思われるペグの程度は良く、チューニングもスムーズです。
ボディーの縁には削り込みのジャーマンカーブを施し、多層バインディングで仕上げてあります。
ボディー裏もやはり縁の形状が凝っていて、どの角度から眺めても美しいのです。
ボディーは実際以上に薄く見えます。
3トーン・サンバーストのボディーにはメイプル特有のトラ目杢が浮かんでいます。
ウィークポイントはアウトプット・ジャックの周りのピックードの割れです。
裏側から接着剤とアルミテープで補強してあります。
普通に使う分には全く問題ありません。
(それでも心配な方はL型プラグ付きのケーブルを使いましょう)
隠れた名器といいますか、マイナーな機種ですが実はビザール系の大穴ではないでしょうか。
※オリジナルケースが付属します。

#428 Teisco K-3L2013/08/25

本日、テスコのギターが入荷しました。
人気モデルのK3Lです♪
■Teisco K-3L 1966年~1970年頃used@39900yen■
レトロ・モダーンな本器のデザインには赤、青、白、の原色系よりこっちの方がシブイと感じる方もおられると思います。
しかもマッチング・ヘッドまでサンバーストなのが泣かせます。
ジャーマン・カーヴと呼ばれるボディー縁の削り込みが美しいフォルムを際立たせています。
2対4のペグ・ヘッドにはTEISCOの丸バッジが付いています。
ペグはオリジナルで現代のものと比べてギアの正確さは甘いものの十分に機能しています。
ピックガードは縞無しのアルミ合金製でスクエア・ポールピースのピックアップが3基搭載されてます。
支えているカバー/エスカッションもアルミ製で、真ん中のものには削れた跡があります。
アルミ製のおかげか遠目には目立ちません。
又、ハウリング防止の為に中の巻き線は蝋漬け(ポッティング)してあります。
4つのスライド・スィッチはそれぞれのピックアップのON/OFFに加えてSOLO/RHYTHMの切り替えとなっています。
それぞれ3つのピックアップに対するヴォリュームつまみがあります。一番下はマスター・トーン。
サウンドはこれぞテスコという王道ビザール・トーン(!?)です。
FenderやGibsonの「いい音だけどよくある音」に飽きてしまった貴兄にお薦めします。
ヴィブラート・ユニットのアームも使い易く、激しいアーミングには向かないかもしれませんが、メロウな効果は抜群です。
ゼロ・フレット付きのネックは真っすぐ、トラスロッドは左右に回ります。
オリジナルのテスコとしては最終完成形に近く、初期モデルに比べてネックもスリムで、
肝心のオールドTEISCOサウンドに加え、弾き易さも両得したギターだと思います。
※ケースは純正ではないソフトケースが付属します。

#404 Washburn, model 111 "1897 Style", "New Model" (1897-1905)2013/07/21

このところ何となく涼しくて、過ごしやすく寝やすいですね。
さて、昨日に引き続き今日もギターです。
■ワッシュバーン model 111 "1897 Style", "New Model" (1897-1905)used@★sold out★■
100年以上前のギターが入荷しました。
1864年にシカゴでジョージ・ワッシュバーンとパトリック・ヒーリーが作ったライオン&ヒーリー社から1900年前後に発売された1本。
こんなに古いとヴィンテージというよりアンティークですね。
この111はワッシュバーン・ブランドの中でもスタンダード・サイズで装飾も1番シンプル
なモデルですが材は現在と比べて驚くほど良質なものが使われています。
トップはスプルース。
時代背景的にアメリカ産のレッド・スプルース(アディロンダック?)ではないでしょうか。色合いや杢目もそんな感じです。
トップ裏のブレイシングはまるでXの1本だけを貼ったような斜めラダー・スタイルで大変ユニークです。
サイドとバックはブラジリアン・ローズ・ウッド(ハカランダ)の単板です。
杢目も最高です。
指板、ブリッジ、ナットは黒々としたエボニー。
ブリッジの両脇にはフラット・トップド・ピラミッドと呼ばれる、台型の装飾があります。
古いマーチンでもお馴染みのピラミッド型の先端が平らなものです。
ネックにはシダー材が使われています。
元々は太いVネックだったのですが、三角の頂点のみを少し削ってリシェイプしてます。
プロフェッショナルによる良い仕事で違和感はありません。
肝心のトーンに関しても変化が無いように配慮してあります。
弾き心地は昨今のリイシューものパーラーギターに近いもので、長時間演奏しても疲れません。
現代のモダンなギターでは(いや、40~50年代のギターでさえ)絶対に出せない心地良い音色です。
ボディーが小さ目のサイズなので、ヴィンテージ・ウクレレを集めてる人にもコレクションにお薦めしたい1本です。
いつでも傍らに置いておきたい気分になります。
オリジナルのペグは見た目が美しく、まだまだ使えます。
弦は19世紀ギターやウクレレで好評のナイル・ガット(人造ガット)が貼ってあります。
巻弦はシルク/コンパウンド系で、トーン・バランスも良好です。
現役バリバリの骨董品パーラー・ギターで、いにしえのオールド・サウンドを是非!
※ハードケース付

*当初1920年代のギターかと思いましたが、もっと古いモノでした。
初期〜1890年代半ば〜1905年以降ではシリアル・ナンバーの表記が違うそうです。
OLDワッシュバーンに関してはこちらの研究本がお薦めです。
Washburn Prewar Instrument Styles: Guitars, Mandolins, Banjos and Ukuleles 1883-1940

#403 Teisco Spectrum 5 Metallic Blue (1992年)2013/07/20


■テスコ・スペクトラム5  Metallic Blue (1992年)used@★sold out★■
1990年代は沢山のリイシュー・モデルが発表されましたが、中でも印象深いのは河合楽器によるテスコ・スペクトラム5の復刻でした。
アメリカでは87年にカスタム・ショップを設立させたフェンダー社に続いてギブソンも同系統の部門を発足、50's-60'sのギターの本格的なリイシュー・モデルを作り始めました。
しかし、それらの中心はあくまで王道or人気モデルでした。
ですので、突如としてこのような国産ビザール・ギターが細部に至まで忠実に復刻されたのは驚きだったのです。
スペクトラム5は1966年7月に日本のテスコが発売した最高級機種です。
独自の機能とデザインを備えたオリジナリティー溢れるものでした。
輸出もされました。
国内の定価は36000円…。ちなみに当時、大卒の初任給が24890円です。
この年の暮れから67年にかけて経営危機に陥ったテスコを河合楽器が買収合併、スペクトラム5の生産も短期間で終了してしまいました。
さて、本機は復刻初年度(1992年)のもの。
前オーナーによると初期ロットの個体だそうです(シリアル番号1730XX)。
ネックは真っすぐで、トラスロッドも左右に回ります。
4フレット目の指板に若干削れたような傷がありますが演奏に支障はありません。
ボディーを始め全体に大変綺麗で新品当時から大事にされていたようです。
独特のクリーン・トーンを持ち、そのサウンド・バリエーションも大変にユニークです。
まず1番下にあるスイッチはステレオとモノラルの切り替えで、ステレオにすると左右のピックアップ(1,2,3弦側)と(4,5,6弦側)がそれぞれ2つのアウトプット・ジャックから別々に出力されます。
2つのVoノブで音量を調節できます。
これは2台のアンプを使う事を想定した機能のようです。
モノにすると普通のエレキ・ギターになります。
その上にあるカラフルなスイッチを見てみましょう。まず上から
青=全てのピックアップがON(ハイパワー・ハムバッカー・サウンド)
緑=フロント&リアがON(ノーマル・ハムバッカー・サウンド)
黄=リアのみON(シングル・コイル・サウンド)
オレンジ=全てのピックアップがON(フェィズ・サウンド)
赤=全てのピックアップがON(ローカット・サウンド)
板バネ式のヴィブラートとブリッジを合わせたユニットはピカピカにメッキしたカバーが付いて、旧車のグリル&バンパーのようなカッコ良さがあります。
Spectrum 5のメッキロゴやTeiscoのエンブレムもそんな気にさせてくれます。
アルミ製のノブもクールです。
又、ボディー(マホガニー)の淵に削って窪みをつけた通称"ジャーマン・カーブ"も当時のモズライトやリッケンバッカーに通じる立体的でシャープなフォルムを演出しています。

まるで60'sの国産高級スポーツカーのような雰囲気を持った小粋な1本です。。
ケースはオリジナルのソフトケースが付属します。

#381 Martin OO-18E2013/06/20

本日はマーチン・ギターの異端児、0018Eの紹介です。
■マーチン 00 -18E 1959年製 used@★sold out★■
発売された59年〜64年までにわずか500本程が生産されたレア・モデルの初年度モノです。
仕様を見ていきましょう。
トップはスプルース単板、スキャロップ無しのXブレイシング。
サイド&バックはマホガニー単板。
ネックも1本ものマホガニー、トートイズシェル(べっこう風)のピック・ガード&ボディー・バインディングです。
指板・ブリッジ・ヘッドの化粧板にはブラジリアン・ローズウッド(ハカランダ)が
使われています。
ペグは軽快なクルーソン・デラックス。
ピックアップは他の機種のマーチン・エレクトリックでも使われたディアルモンド製。
50'sの初期グレッチでもお馴染みのダイナソニックと同じタイプのものです。
ウィーク・ポイントを何点か。
バック、サイドに数カ所のクラック有りますがキッチリと補修されています。
トップにもマーチン・クラックと右肩丈夫にクラックが見えますが固着しています。
演奏及び音的にも支障は無いと思います。
恐らく古い時代に全体にオーバーラッカーが吹いてありますが、ネック裏などは自然に剥げてきていて薄いものと思われます。
変更されているパーツはブリッジ・ピン(ブロンズ製に変更)とVo&Toneのノブです。
ノブの下の目盛りや矢印の描いてある丸いプレートはオリジナル(?)と思われます。
ブリッジがボルト&ナットで補強してあり、上からパール・ドットで隠してあるのは
元からの仕様です。
真っすぐなネックは若干3角ネック的ですが古い極太ギブソン・ネックなどとは違い
スリムで、0~000系スケールの短さもあり、両端のエッジもなだらかで弾き易いです。
和音を弾いた時のキレイな響き、コードのまとまり感は流石マーチンです。
単音はマホガニー系ギター特有の甘さがありながらも、スモール・ボディーらしい
良く通る音です。
そして、このデュアルモンドPU、好きな人にはたまらく良い音だと思います。
サスティーンが短いせいかプラグインしても生音的な歯切れ良さがあります。
トーンも良く効きます。ボディーが小さめなので低音もブーミーにならず
ハウリングにも強いです。
マグネティック・ピックアップなので、とりあえず生でもアンプ使用でも
それぞれ使い易いようにGHSのホワイト・ブロンズという弦を張ってみました。
巻弦の材質が普通のブロンズとは違い、PUの音も良く拾いつつアコギ的な音もするという代物。
ゲージはライトより1つ細めの.011から始まるSetなのでエレキからの持ち替えも違和感ありません。
ちなみに普通のブロンズ弦でも使えますがバランス的に1&2プレーン弦
の音がエレキ使用時に大きくなり過ぎるので、PUのその部分のポールピースだけ下げる
といいでしょう。
エレキ用のニッケル系巻き弦は勿論問題ナシです。
本器はプレイヤーズコンディションな為コレクター向きではありませんが、市場に出る事も少なくなってきましたのでどなたか是非使ってあげて下さい。
持ち帰り用に日本製チップボード・ケースが付きます。
恐らく厚紙製(オリジナルもそんなケースだったらしいです)

#335 s.nakanishi&co PM-22 UKULELE2013/03/27

今日は雨のとっても寒い水曜日になりました。
桜が散ってしまうかしら。
■中西 PM-22 ウクレレ used@現在は販売しておりません。気になる方はhttp://tadashiyano.jimdo.comまで■
1958年愛知県江南市に設立された中西楽器製作所製のウクレレが入荷です。
現在は生産は行っておりませんが、ナカニシの丁寧で丈夫な造りのウクレレ はとても人気があります。
マホガニー製ボディに大きなペグ。
型番はPM-22です。
前オー ナーは新品で購入後、時々ポロロンと鳴らす程度の使用頻度との事。
したがって大変コンディションが良い状態です。
社外品ソフトケースが付きます。
今日は貴重な中西楽器製作所のウクレレでした。

#292 Harmony Patrician H1414 (1950年-1954年?)2013/01/30

とても年季の入ったギターが入荷しました。
■ハーモニー パトリシアン H1414 (1950年-1954年?) used@★sold out★■
米ハーモニー社のアーチトップで、パトリシアン(古代ローマの貴族の意) H1414です。
驚く程軽いのですがそれもそのはず、マホガニー・ボディーの全単板仕様なのです。
しかし、よく見るとTOPの真ん中のだけ色が違う!?
実はこの部分だけ何故かスプルース単板が使われています。
ブリッジが乗る1番重要な部分だけそうする事によってマホ特有の甘く軽快な音色に、複雑な倍音が加わり、とてもリッチなトーンが出ています。
循環コード進行でスウィングのリズムを切ってみるとザック、ザックと心地よく反応してくれます。
また単音や複音で弾くと今度は「ビィーン」とトゥワンギーな音がします。
プレーン弦も巻弦も倍音が多く弾いていて楽しいです(弦は現在Martin社のブロンズのライト・ゲージ)。
ネックはマホガニー、指板とブリッジはエボニー材です。
バインディングは2色の木を用い、まるで寄せ木細工のような雰囲気。
ヘッドにはべっ甲風のセルロイドの飾り板にツタ模様が入っています。
アメリカン・アールデコを感じさせるデザインですね。
裏板にの端に幾つか小さなクラックがありますがブレーシング(補強材)の所で止まっています。
ネック・ジョイント裏の1/4ぐらいに隙間がありますが、ネック起きなど無く固着しています。
演奏性も良いです。
全体が乾いてカリンカリンに鳴る、この軽量アーチトップ。
どなたか弾いてあげて下さい。

283 TEISCO EP200…1966年?2013/01/19

今日もギターです。
最近ギター祭りでもやっている風ですね。
ギター祭りは開催していませんが、あと2本位入荷の予定。
いっそ、祭りにしてしまおうか。。。
■テスコ TEISCO EP200(1966年?)used@★sold out★■
60年代のTeiscoです。
Teiscoは1948年に日本で生まれたギター・ブランドで、エレキ・ブームの60年代中頃には国内外向けに沢山のギターを作っていました。

かなり薄いボディーですがセミアコではなくてフルアコです。
軽量ですがヘッド&ネック(ミディアムスケール)も軽いせいかバランスは悪くありません。
ボディートップのFホールがTの字に見えますね。
テスコのTかな?
丸いところが音符のようでもあります。
このホール、片側にしかありません。
全体のデザインも左右比対称なのがモダンです。
ヘッドはテスコが得意としていた4対2のペグが付くタイプ。
サンバーストの個体が多いのですが、これは全体がアイボリー色です。
オリジナルのレア・カラーです。
オレンジっぽいマーブル模様のピックガードとコントロール・パネルが映えてカッコイイですね。
ピックアップは、この手のビザール・ギター・マニアの巨匠、デビット・リンドレーが
こよなく愛する"スクエア・ポールピース"タイプのものです。
このパーツだけでも欲しい好事家が世界中に居ます。
ヴィブラート・アームも素敵なバランスで、ジャズマスター&ジャガーやよく調整されたグレッチなどのビグスビー・アームを彷彿させるメロウなかかり具合です。
ブリッジのせいもありますね。太くてトゥワンギーな音がするこのピックアップと合わせて使ったら最高です。
アンプも小型から中型のスプリング・リヴァーブやトレモロ付きのに差したら気持ちいいでしょうね。
ライ・クーダーばりの映画の劇中サウンド・トラックが作れそうです。
だったら欲張ってテープ・エコーも欲しいかな?
レコーディング予定のある方は1本持ってるとムードを変えるのに重宝しそうです。
とても雰囲気のあるトーンが出ますから。。。

*リア・ピックアップの留めネジ4本の内2本無し。
…butなんとかなっています。

*ブリッジを調整するネジの4本の内1本無し。
…but調整はできています。
*コントロール・パネル、インプット・ジャック付近に割れあり。
…but現状は平気と思われます。
*ネック・ジョイント付近左側にトップ落ち有り。
…その為に弦高が上昇。
ネック・ポケットにシムを挟み角度をきつくすることで解決。

現在ネックは真っすぐでペグの調子も良く、プレイヤビリティーは良好です。